
私は「冬季うつ」なのかもしれない。
冬のあいだ、心が凍ったように動かず、毎年仕事に行けない日々が続いてきた。私の住んでいる地域に雪は降らないが、それでも心には深い雪が積もっていた。
けれど、この土地には菜の花が咲く。
菜の花は、確かに春の息吹を運んでくる。菜の花が咲くころ、ようやく私の心の雪が溶け、家を出て動き始めることができた。だからこそ、菜の花の黄色は私にとって特別な色――私のラッキーカラーだ。
波のある病気で生きることは、とてつもなく不自由だ。
しかし、そのぶん、雪解けの解放感もまた大きい。凍りついた世界がふっとゆるみ、息ができるようになるあの瞬間を、私は何度も経験してきた。
この作品の女性は、静かに空を見上げて祈っている。
そして足もとには、光を宿した菜の花の黄色い大地が広がっている。凍りついた心が、少しずつほどけていくように――光はすでにそこにある。
もし今、心がふさがって苦しくても、雪解けは必ず来る。
私も一緒だ。あなたもひとりじゃない。

