エンパワーメント

祈り

私たちは脆く、儚い存在だ。
地震、台風、洪水、竜巻、津波、山火事——
さまざまな災害を前にして、私たちはあまりにも無力である。

私は阪神・淡路大震災を経験した。
あのとき、実家の前の一帯は焼け野原となり、
絶望に立ち尽くす人々の姿があった。
私は、なすすべもなく、ただ立ち尽くしていた。
怖かった。ただ、逃げ惑うことしかできなかった。

それでも、私たちはこの星から逃げることはできない。
天の雷を幾度浴びようとも、
受け止め、押し返し、ここに立ち続けるしかない。

この作品は、
そうした「弱き者の強さ」を讃えるために生まれた。
私たちは、砕けやすい器でありながら、
それでも光を受けとめ、耐え続ける存在なのだ。

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