暴力の終焉と崩壊

生命の循環

その刃は、すべてを奪った。奪うべきものを失い、いま、自らも滅びゆく。

暴力は、永遠には続かない。それは正義によって止められるのではなく、
倫理によって裁かれるのでもない。

ただ、奪う対象が尽きたとき、暴力は役割を終える。

この作品で描いたのは、破壊の最中ではない。勝利の瞬間でも、救済の場面でもない。

すべてを切り裂いたあと、行き場を失った力が、形を保てなくなり、崩れ始める、その直前だ。

意味は、後から人が与える。だが、暴力そのものは、何も語らず、
ただ静かに、終わっていく。

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