荒ぶる波に、祈る

時には、感情をぶつけたい夜もある。今夜私はこの場所で、波に抗っている。

私は、躁うつ病を抱えて生きている。
健康な人よりも、感情の制御がうまくできない。

若いころの私は、会社でもめ事をたくさん起こしてきた。
当時は、すべて自分が正しいと思っていた。
自分の仕事にも、自分の言葉にも、強い誇りを持っていた。

けれど、会社員を辞めてフリーになってから、
ふと、立ち止まって考える時間を持つようになった。

「あのとき、少し我慢していれば、今は違っていたのかもしれない」
そんな問いが、心に浮かぶようになった。

社会は、ときに残酷だ。
一度レールを外れた人間が、元の場所へ戻る道は、決して多くない。

だから私は、若いころの自分にこう言いたい。
「不平や不満があっても、すぐ外へぶつけなくていい。
それはまず、内なる声として抱えていていいのだ」と。

もしあの頃に戻れるなら、
荒ぶる波は胸の奥にしまい、
時が来るのを、もう少しだけ待つだろう。

不思議なことに、会社を辞めてから、私はずいぶん穏やかになった。
失ったものの大きさを悔やむことは、今でもある。
けれど、同じことはもう繰り返さないと、心に決めている。

だから、あなたにも伝えたい。
荒ぶる波が胸にある夜は、それを無理に否定しなくていい。
どうか、その波を少しだけ内側に抱えて、
自分を壊さないかたちで、生きてほしい。

それが、私の願いだ。

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